シジュウムとは

熱帯アメリカ原産のフトモモ科シジュウム属の果樹で、原産地は熱帯アメリカです。 グァバと同じ仲間で、よく混同されますが別のものです。

子供の掌ほどの大きさの葉には、制菌・収斂・止瀉・緩下・消炎・止血・ヒスタミンの遊離を抑制・アレルギー症状を 抑制する作用が認められ、南米のインディオたちに「聖なる木」と長い間、切り傷などの治療薬として使用されてきました。 原産国は、南米原産でペルー・ブラジル・メキシコ・亜細亜など熱帯各地で広く栽培されています。

アレルギー症状の抑制に効果的
花粉症や、アトピーなどの症状を引き起こす「IgE抗体」を作り出しているのはTh2細胞です。様々な要因からこのTh2細胞の働きが強くなると、アレルギー症状を引き起こします。このTh2細胞の働きを抑えているのが、Th1細胞と呼ばれる細胞なのです。 この二種類のTh細胞のバランスを正常に保つ効果を、セスキテルペンというシジュウムに含まれる物質は持っています。つまりシジュウムを摂取すると「IgE抗体」が作られにくくなり、アレルギー症状が抑えるということです。

また、シジュウムに含まれるタンニン類は、くしゃみや目のかゆみなどの症状を引き起こす炎症物質、ヒスタミンの放出を抑え、その効力は同様の抑制作用を持つアロエエキスの約100倍にもなります。これらアレルギー症状に対しては即効性が認められています。

さらに、血糖低下、抗酸化、血管透過性の抑制作用があるので、高血圧、糖尿病などにも効果がありますが、こちらの効果はグァバの方が高いようです。

葉の部分にインスリン様成分、タンニン、ビタミンB群などが含まれています。