「ナツメ」とは、南ヨーロッパおよび中国東北部が原産とされる落葉樹の実です。
中国では古来より赤褐色のナツメを蒸して乾燥させたものを「大棗(タイソウ)」と呼んで、漢方薬として使用していました。
中国最古の医学書「神農本草経」の中で、「大棗」は高麗人参や杜仲と同じ上品とされています。 生姜と一緒に漢方薬の味を緩和するのにも用いられる、重要な生薬です。
日本でも、古くは奈良時代から書物にその名前が記され、記録されています。 

